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ダイヤモンドでできた星!?惑星「ルーシー」とは

婚約指輪の宝石として人気の高いダイヤモンド。ウエディングジュエリーのみならず、ネックレスやピアス、バングルなどさまざまなアクセサリーにあしらわれており、世界中の女性を虜にしています。

そんな魅惑の宝石として知られるダイヤモンドですが、じつは近年ダイヤモンドで構成された惑星が発見され、世界中で話題となったことをご存知でしょうか。そこで以下では、ダイヤモンドでできた惑星「ルーシー」についてご紹介していきます。

 

地球から遥か彼方に漂う夢 ダイヤモンドの惑星「ルーシー」

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婚約指輪などでおなじみの宝石「ダイヤモンド」。そんなダイヤモンドでできた星が、宇宙にはいくつか存在するといわれています。そのなかでも有名なダイヤモンドの星のひとつが「ルーシー」と呼ばれる惑星です。

ルーシーの正式名称は「ケンタウルス座V886星」または「BPM 37093」。地球からおよそ50光年離れた場所にあります。辿り着くには光速で往復1世紀(=100年)かかるとされています。

 

白色矮星の変光星・ルーシーは、水素の大気をまとっています。白色矮星とは「恒星が進化の終末期にとる形態」をさします。質量は太陽と同程度と大きいのですが、直径は4,000kmです。わかりやすくいうと、ルーシーの含む物質の量は太陽級に大きい割に、その直径は月よりも大きいくらいなのです。つまり、非常に密度の高い天体といえます。地球からは肉眼でも見ることができます。脈動しているため、見た目の明るさが変化するという特徴もあります。

ルーシーの脈動が初めて観測されたのは1992年のこと。白色矮星は温度が下がると中心部から結晶化を始めると予想されていました。さらに、脈動している恒星は、その脈動を観測することで、その構造についても情報が得られることがわかっていました。その知識を活かして、ルーシーの脈動を詳しく観測したところ、中心核がダイヤモンドと同じ結晶構造をもつ炭素でできていることがわかりました。

さらに2004年、ハーバード・スミソニアン天体物理学センターの研究チームは、ルーシーの質量の90%が結晶化しているとの見解を発表しました。さらに、研究チームは波動分析によって、ルーシーが直径1,500キロの巨大なダイヤモンドでできているという事実を確認したのです。

ちなみに、ルーシーに存在するダイヤモンドをカラット数に置き換えると、10の34乗ものカラット数に相当するとのこと。地球上で採掘された有名な大きなダイヤモンドには、原石が約3,100カラットあったとされる「カリナンⅠ(偉大なアフリカの星)」や南アフリカで産出された「ゴールデン・ジュビリー」があります。ルーシーは、それとは比較にならないほどの大きさだということがイメージできますでしょうか。目も眩むような、想像もつかない規格のルーシー。婚約指輪などのダイヤモンドジュエリーに憧れる女性にとって、魅惑の星と呼べるのかもしれません。

 

可憐な少女を思わせる 「ルーシー」という愛称はどこから生まれたのか

Young woman with carton box on head imagine she is astronaut. Elements of this image are furnished by NASA

上記でも述べたように、ルーシーは正式な名前ではありません。いうなればニックネームであり、親しみを込めてそう呼ばれているのです。

ルーシーという呼び名の由来は、伝説のバンド・The Beatlesの「Lucy in the sky with diamonds」という曲にあります。この曲は、ジョン・レノンが、息子ジュリアンが描いた絵からインスピレーションを得て作った曲といわれています。そのエピソードは以下です。

 

~1966年のある日、ジュリアンは自分の描いた絵をジョン・レノンに見せてくれたそう。それは、女の子が空を飛んでいる、とても不思議な絵でした。ジョン・レノンが、ジュリアンに「これはなに?」と聞くと、「Lucy in the sky with diamonds(ルーシーがダイヤモンドを持って空にいるんだよ)」と答えたのだそうです。実はルーシーは当時、ジュリアンが好きだった女の子の名前。その絵を面白いと思ったジョン・レノンは、「Lucy in the sky with diamonds」という名曲を作りました~

 

ハーバード・スミソニアン天体物理学センターの研究チームは、この空に浮かぶダイヤモンドの曲にちなんで「ケンタウルス座V886星」をルーシーという愛称で呼びました。とても可愛くてロマンティックなルーシーの名前の由来。このエピソードを知ると、空に浮かぶ星がなんだか愛おしい、特別な存在のように思えてきます。

 

星のきらめきを、薬指に灯す

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いかがでしたか?地球から遥か50光年先に大きな、大きなダイヤモンド惑星が浮かんでいるなんて、なんとも神秘的だといえます。

もし、婚約指輪や結婚指輪の宝石に悩んでいるなら、ルーシーと同じダイヤモンドを選んでみてはいかがでしょうか。宇宙を漂うルーシーがロマンティックなエピソードをもつように、ダイヤモンドがあしらわれた婚約指輪も、きっとロマンティックな歴史を重ねられるはずです。

ダイヤモンドの婚約指輪をルーシーの方角にかざしてみれば、遥か遠くのルーシーとつながっているような気分にもなります。ダイヤモンドを通じて、ルーシーに思いを馳せるひとときも、また素敵なものですよ。

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