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色で名前が変わる?意外と知らない宝石の豆知識

同じ宝石でも、その色によって違う宝石として扱われているものがあることをご存知でしょうか。たとえば、ルビーやサファイア、アメジスト、シトリンなどがそうです。
ここでは、特に人気の高い宝石をピックアップし、それぞれの特徴や色が変わる理由についてご紹介します。婚約指輪を選ばれる際にご参考ください。

婚約指輪に選ぶ人多数! ルビー&サファイア

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ダイヤモンドに次いで、婚約指輪に使用する宝石として人気が高いルビーやサファイア。この2つはどちらも“コランダム(鋼玉)”と呼ばれる鉱物からできた“兄弟石”です。

ルビー

コランダムのなかで最も価値の高い宝石がルビーです。つややかで情熱的な赤色が特徴で、「宝石の女王」とも呼ばれています。婚約指輪のメインストーンとしてはもちろん、パワーストーンとしても高い人気を誇ります。ルビーの石言葉は、「情熱」「勇気」「深い愛情」「愛の炎」「エネルギー」。恋愛中の方や、人生に活力がほしい方におすすめの宝石です。

サファイア

まるで海のような青色が魅力的なサファイア。昔から多くの宝飾品に利用されており、大切な人へ贈る宝石として人気があります。サファイアの石言葉は、「慈愛」「誠実」「真実」。最愛の人との“永遠の愛”を誓う証である婚約指輪にもぴったり。
古くからヨーロッパで親しまれている習慣に「サムシング・フォー」というものがあります。これは「古いもの」「新しいもの」「借りたもの」「青いもの」の4つを身にまとった花嫁は幸せになれるというジンクスです。そのサムシング・フォーのひとつ「青いもの(サムシング・ブルー)」を意識して、婚約指輪のメインストーンにサファイアを選ぶ方も多いそうです。

元は同じ鉱物なのに、なぜ色の違いが生じるのでしょうか。コランダムを例にして、その理由を解説します。

一体なぜ? 鉱物の色が変化するワケとは

ルビーやサファイアの元となるコランダムは、酸化アルミニウムの結晶が集まったものです。本来は無色透明の鉱物ですが、そのコランダムの結晶内部に金属イオン(不純物)が混入することで色がつきます。

実はルビー以外のコランダムは、どの色も全て「サファイア」と呼ばれています。コランダムに鉄とチタンが混入すると、青色のサファイアになります。鉄とチタンの代わりに、クロムが0.1%混入すると、それはピンクサファイアになります。このように、混入する金属イオンの種類や割合で、その宝石の名称を変えるのです。

そして、ピンクサファイアにも含まれているクロムが、1%程度コランダムに混入すると、ルビーと呼ばれる宝石になります。このクロムの量が多すぎても少なすぎても、深紅色の美しいルビーにはなりません。ルビーはこの繊細な成分割合によって生まれる、とても希少で産出量が少ない宝石です。その価値はコランダムと比べ約1,000倍にもなるといわれています。この希少性は、婚約指輪にあしらう宝石として人気たるが所以でもあります。

色の意味や希少性を理解して宝石を選んべば、婚約指輪への思い入れもぐっと深くなることでしょう。

こちらも人気! ベリルやクォーツが元となる宝石

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コランダムの他にも、色の違いで宝石の名称を変える鉱物に「ベリル」や「クォーツ」などがあります。

ベリル

世界の4代宝石のひとつとされている「エメラルド」。エメラルドはベリルから生まれる宝石のなかで最も有名なもので、こちらも婚約指輪に人気の宝石です。美しい緑色が特徴のエメラルドは、ベリルに鉄やクロム、バナジウムなどが混入することで生まれます。一方、ベリルに微量の鉄が混じると、海のような色合いの「アクアマリン」と呼ばれる宝石に変わります。
この他、不純物が少ないと、無色透明な「ゴシェナイト」。マンガンにより淡い赤色(ピンク)を発色すれば「モルガナイト」、濃い赤色を発色すれば希少性の高い「レッドベリル」になります。

クォーツ

クォーツから生まれる宝石は、アメジストやシトリン、ローズクォーツなど。透明だけれども深く濃い紫色が特徴的なアメジスト。耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか。アメジストは昔から、王族や貴族を中心に多くの人々に愛され続けてきた宝石で、石言葉は「高貴」「調和」「心の平和」など。クォーツに鉄が混入することが紫色の発色の原因といわれています。
このアメジストが放射能などで構造変化を遂げると「シトリン」という希少性の高い宝石になります。透明な黄色が美しく、「黄水晶」とも呼ばれるシトリンは、男女問わずアクセサリーやジュエリーに使われる人気の宝石です。石言葉は「友情」「自信」「希望」「豊かな感受性」です。

宝石には面白い豆知識がたくさん

このような宝石の豆知識をちょっと知るだけで、今までとは違った宝石の楽しみ方ができるようになります。たとえばご自身の指輪にはサファイアを、パートナーの指輪にはルビーを添えて婚約指輪を揃えるのも素敵ですね。男女のお子様がいる場合は、女の子に「モルガナイト」を、男の子に「アクアマリン」のアクセサリーをプレゼントして、その名の通り兄弟石を持たせてあげれば、家族の絆がより深まるかもしれません。
宝石や婚約指輪の購入を検討されている方は、兄弟石について一度考えてみてはいかがでしょうか。

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