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幸せの象徴!有名女優が身につけたダイヤモンドたち

婚約指輪をはじめ、さまざまなアクセサリーにあしらわれるダイヤモンドは、世界中の女性たちを夢中にさせています。そんなダイヤモンドは、一世を風靡した大女優たちをも魅了し、また彼女たちをより美しく輝かせてきました。ここでは、大女優の舞台や人生を彩ったダイヤモンドをご紹介します。

 

ブロンドのセックスシンボルとイエローダイヤモンド

Low poly geomotric of yellow diamond on white

ダイヤモンドといえば、婚約指輪にセッティングされる「無色透明な宝石」というイメージが強いのではないでしょうか。しかし、ダイヤモンドのなかにはブルーやピンク、イエローなどの“ファンシーカラーダイヤモンド”と呼ばれるものがあります。なかでも有名なエピソードを持っているのが、「バローダの月」と呼ばれるイエローダイヤモンドです。バローダの月は世界で最も有名なイエローダイヤモンドといわれ、多くの人々の注目を集めてきました。

このバローダの月が採掘されたのは、インド北西部にある“バローダ”という街。ヴァドーダラーとも発音されるこの街で採掘されたバローダの月は、まさに月のような輝きを放つ美しいダイヤモンドでした。バローダの月は、当時の王族であり、土地の支配者であったガエクワド家の手に渡り、長い間王家の家宝として秘蔵されていました。

その後、時が流れ18世紀頃。バローダの月は神聖ローマ帝国の女帝であるマリア・テレジアの手に渡りました。マリア・テレジアの父にあたるカール6世はインドのガエクワド家と交流があったとされ、その縁でマリア・テレジアの手元にバローダの月が渡ったと考えられています。マリア・テレジアは非常に宝石を愛した女帝だといわれており、バローダの月のことも家宝として大切に愛でていたそうです。しかし、1914年の第一次世界大戦のタイミングで、バローダの月は行方不明になってしまいます。

そして、さらに時が流れた1953年。姿を消したと思われていたバローダの月は、「紳士は金髪がお好き」や「七年目の浮気」で知られる大女優マリリン・モンローとの共演で、再び人々の前に姿を現しました。当時、バローダの月を所有していたのは、デトロイトの宝石商メイヤー・ローゼンバウム。彼は自社の宣伝のために、マリリン・モンローにバローダの月を身につけさせて、映画「紳士は金髪がお好き」に出演させました。マリリンのネームバリューも手伝って、バローダの月の知名度は急上昇。このときからバローダの月は、世界的な知名度を誇る宝石として、人々の熱い視線を集めるようになりました。

 

プリンセスが身につけた10.47カラットの婚約指輪

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ハリウッドの大女優として活躍し、後にヨーロッパのモナコ公国のプリンセスになったグレース・ケリー。彼女のエピソードは、現代のプリンセスストーリーとして未だに多くの人々の羨望の眼差しを集めています。そんなグレース・ケリーにも、ダイヤモンドにまつわるエピソードが存在します。

 

グレース・ケリーは、映画「上流階級」で有名ジュエリーブランド・カルティエのダイヤモンドをあしらった婚約指輪を身につけて出演しています。実はこの婚約指輪は映画の小道具ではなく、婚約者のレーニエ公から贈られた本物の婚約指輪。この婚約指輪に使用されたダイヤモンドは、なんと10.47カラットもの大粒ダイヤモンドでした。ダイヤモンドを支える台座はプラチナ製で、エレガントな彼女の魅力を引き立たせる美しい婚約指輪でした。大女優のプリンセスストーリーと、この豪華な婚約指輪の存在は人々に大きな衝撃を与え、現在も語り継がれるフィルムエピソードとなりました。ちなみに、婚約指輪をしたグレースが登場する映画「上流階級」は、こうした話題性も相まって大ヒットを記録しました。

 

“20世紀最高の美貌”に贈られたダイヤモンド

前述のマリリン・モンローやグレース・ケリー、またオードリー・ヘップバーンなど、20世紀のハリウッドでは素晴らしい美貌の大女優たちが多く活躍していました。なかでも“20世紀最高のハリウッド女優”として人々を熱狂させたのが、エリザベス・テイラーです。美しい黒髪と菫色の瞳が目を引く彼女は、その美貌と演技力を武器に、さまざまな名作映画に出演し、20世紀最高の大スターとして活躍をしました。

そんなエリザベスは、生涯で8回も結婚をした恋多き女性としても知られています。そんな彼女の恋のエピソードにも、ダイヤモンドが登場します。たとえば、エリザベスの5番目の夫・リチャード・バートンは、彼女の40歳の誕生日に69.42カラットのダイヤモンドを贈っています。このダイヤモンドこそ、かの有名な「テイラー・バートン」。テイラー・バートンはもともとカルティエが所有していたダイヤモンドでしたが、リチャードが110万ドルもの値段で買い取り、エリザベスにプレゼントをしました。1978年に2人が離婚するまで、エリザベスはテイラー・バートンのリングを日常的に身につけていたとされています。

 

ダイヤモンドと大女優たちのゴージャスな関係

銀幕を彩った大女優たちと深い関係にある宝石・ダイヤモンド。ダイヤモンドは彼女たちの美しさを一層引き立て、魅力的なエピソードを残してきました。ダイヤモンドを選ぶ際は、こうしたエピソードに思いを馳せてみてはいかがでしょうか。

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