コラム

プロポーズ・婚約

二人はずっと離れない…… 絆が深まる“ギメルリング”

2つのリングを組み合わせてはじめて、ひとつの指輪となる“ギメルリング”。この指輪は、愛する2人をつなぐ結婚指輪、婚約指輪としても人気があります。ここでは、ギメルリングの特徴や歴史、デザインのタイプについてご紹介します。

夫婦のつながりを実感させてくれる指輪

ギメルリングの別名は“双子指輪”。2つのリングが知恵の輪のように結びついた指輪のことを指します。指にはめると2つのリングがぴたっと組み合わさり、通常の指輪と同じようなデザインの指輪となります。その姿は、まるで夫婦の“強固な絆”や“結合する生命”を表しているよう。

ギメルリングのヒミツは、2つのリングのトップ部分とベゼル部分にあります。両者のリングがうまく重なるよう、綿密な計算のうえでデザインされているので、指にはめたときのフォルムは通常の指輪と相違ありません。日常生活でも、パーティなどのフォーマルなシーンでも、違和感なく手元に馴染みます。

今では婚約指輪、結婚指輪としての人気も高まっており、ギメルリングを発表するジュエリーブランドも出てきています。「他の人とひと味違う指輪がいい」「夫婦の絆を感じられる指輪にしたい」と考えている方は、ギメルリングを検討してみてはいかがでしょうか。

中世ヨーロッパでは“夫婦の象徴”だった

2

実は、ギメルリングのルーツははっきりと解明されていません。しかし、中世ヨーロッパ時代には、すでにかなりの人気を博していたといわれています。当時、ギメルリングは“2つでひとつとなる”という特徴から、結婚指輪として流行していました。2つのリングがパズルのように絡みあうギメルリングは、まさしく“夫婦の象徴”だと考えられてきたのです。

ドイツの宗教学者・マルティン・ルターも、ギメルリングに魅せられた一人です。彼が結婚する際に結婚指輪として友人に製作を頼み込んだ指輪も、ギメルリングだったといわれています。

また、ドイツの詩人“ヘンケル”は「最高の結婚」という詩でギメルリングを次のように表現をしています。

「結婚した者は、双子のようにひとつに結びつき、愛と慈しみのなかで生きよ、一体化するために二人は生まれたのだ。結婚して新生活をはじめるためには思慮分別を忘れるな。」
ヘンケルはぴったりと組み合わさって離れないギメルリングを、寄り添いあう夫婦2人に重ねたのだろうといわれています。

異なるデザインからお気に入りを選べる

ギメルリングには、さまざまなデザインがあります。

たとえば、片方はプラチナ、片方はゴールドというように、異なる2つの素材が組み合わさったリングデザイン。ひとつの指輪にあえて2つの素材を使うことで、角度によって異なる輝きを楽しむことができます。ギメルリングを婚約指輪や結婚指輪にするときは、男性側はプラチナとイエローゴールドの組み合わせ、女性側はプラチナとピンクゴールドの組み合わせ、というように片方のリングをお揃いにして、もう片方はカラーを変えてみるとオシャレです。

また、各リングにあしらう宝石が異なっているギメルリングもあります。婚約指輪や結婚指輪にあしらう宝石を決めるときに、「2人の誕生石」もしくは「ダイヤモンド」どちらを選ぶべきか迷うカップルもいるかもしれません。どちらも諦められない気持ちもあるかもしれませんが、ひとつのリングに複数の宝石を使うと、派手すぎる婚約指輪に仕上がってしまう可能性があります。その点、ギメルリングなら2つのリングの境目部分に宝石を埋め込むことができるので、ダイヤモンドと誕生石をそれとなくアピールすることができます。

なお、ギメルリングが流行し始めた中世ヨーロッパでは、ダイヤモンドとルビーの組み合わせが人気を博していたそうです。“変わらぬ愛”や“清浄無垢”などの意味を持つダイヤモンドと、“情熱”や“仁愛”などの意味を持つルビーは、これから生涯を共にする夫婦2人にぴったりの宝石の組み合わせです。このように、宝石に込められた意味を考えながら組み合わせを選んでみるのもよいかもしれません。

このほか、2連リングではなく3連リングになっているギメルリングもあります。3連リングのものだと、2連リングよりも少しボリューミーな指輪になります。「婚約指輪に個性もほしい」という方には、2連タイプのギメルリングよりも3連タイプのギメルリングがおすすめです。なお、こちらもリングごとに異なる素材を使うことができます。

以上のように、さまざまな組み合わせを選べるギメルリング。リングのデザインによっては、チェーンをかけてネックレスとして身につけることもできます。いろいろなデザインのなかから「これ!」という一品を夫婦で選んでみてはいかがでしょうか。

2人の心をつなぐ結婚・婚約指輪

3

中世ヨーロッパから現在まで、結婚指輪や婚約指輪として愛され続けてきたギメルリング。夫婦の姿をギュッと指輪に閉じ込めたようなギメルリングは、どんなときでも夫婦の絆を感じさせます。夫婦2人でこだわりぬいて選んだ指輪が、お互いを永遠につなぐ架け橋となるかもしれません。

一覧へ戻る

関連コラム

この記事を読んでいる人はこんな記事も読んでいます

新着コラム