プロポーズ・婚約

国によって異なる! 欧米アジア各国の婚約指輪事情

きらきらと美しく輝く“ダイヤモンド”。日本では婚約指輪に使われる定番の宝石ですが、ヨーロッパやアジアなどでは使用する宝石に違いがみられます。くわえて、同じようにダイヤモンドを好むアメリカであっても、重要視するポイントに違いがみられるのです。以下では、国ごとに異なる婚約指輪事情についてご紹介します。

海外の知られざる婚約指輪事情

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日本では“婚約指輪=ダイヤモンド”が定番ですが、海外ではまた違った趣があることをご存じでしょうか?

決まったスタイルがない、自由な“ヨーロッパ”

ヨーロッパは、婚約指輪の発祥の地とされています。ダイヤモンド以外にも多くの宝石の歴史がこの地に根付いており、吸い込まれそうな青さが魅力の“サファイヤ”や、どこまでも冴え渡る緑が特徴的な“エメラルド”、人魚の涙と称される“真珠”など、その種類はさまざまです。ダイヤモンドだけに限らず、ヨーロッパではこれらの宝石も人気が高いのです。

ヨーロッパでは、プレゼントを選ぶ際に相手の経済事情などを考慮することが多く、決して無理をしないというスタイルを取り入れています。そのため、婚約指輪や結婚指輪なども人が決めた基準で選ぶのではなく、2人の事情から決めることが一般的です。
街中に息を呑むほど美しいジュエラーが溢れているヨーロッパ。それらに惑わされることなく、気分や感覚にあった婚約指輪を選ぶその着飾らないスタイルは、ヨーロッパに暮らす人々にとってジュエリーが身近なものである証なのです。

大きければ大きいほどよい“アメリカ”

アメリカでは、“Bigger is Better(大きければ大きいほどよい)”という考えが定着しています。そのため、婚約指輪に使用するダイヤモンドの大きさは1カラット前後が基本。カラット以外のグレードを下げてでも、大きさを重要視するそうです。この風習は、“ダイヤの大きさ=愛の大きさ”という考えがあるアメリカならではともいえます。大きなダイヤモンドは高価なため、アメリカでは婚約指輪の金額が高額になりやすいとされています。

アメリカでは婚約指輪を日常的に付けており、結婚している方であっても結婚指輪と重ね付けしてその輝きを楽しむそうです。日本では、傷付けてしまいそうという理由で、婚約指輪を特別なときだけ身に付けるという方も多いはず。しかし、アメリカでは付けていないことが不仲説を生む原因になることもあるため、婚約指輪は日常使いが定番です。もしもアメリカへ行く機会があれば、ダイヤモンドの大きさをチェックしてみてはいかがでしょうか。

婚約指輪の在り方が多様な“アジア”

アジア各国は、ヨーロッパやアメリカとは異なる風習があり、婚約指輪の在り方もさまざまです。
中国で好まれている宝石といえば、“ヒスイ”です。婚約指輪の宝石にヒスイを選ぶ方は多く、一族に代々受け継がれている家宝のヒスイを用いるという方も少なくありません。皇帝がいた時代ではヒスイは正妻に贈り、ダイヤモンドは側室に贈るのが通例だったともされています。そのため、中国にとってヒスイは長く愛されている宝石だといえます。近年では経済発展が進み、ダイヤモンドを婚約指輪に選ぶ若者も増えています。

タイをはじめとする東南アジアでは、換金などで役立つ金の指輪を贈るのが一般的です。結婚という一大イベントを彩る相応額の指輪が人気であるため、高額になりやすい傾向があります。

宝石産出量が世界トップレベルのインドでは、婚約指輪は大切な儀式の一貫。ダイヤモンドやルビー、エメラルド、パール、ゴールドの5種類を用いて、リングだけでなくネックレスやイヤリングなどをくわえて贈ります。このほかに、ブルーサファイアを用いることもあるそう。デザインはヨーロッパなどの洋風なものから、インド伝統のものまで多岐にわたります。

このように、ヨーロッパやアメリカ、アジア各国では婚約指輪事情が異なります。婚約指輪や結婚指輪を選ぶ際には、これら各国の選び方を参考にしてみてもよいかもしれません。

左?右? 指輪を付ける場所も国ごとに違う

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アメリカやヨーロッパなどの英語圏では、左手薬指に結婚指輪、右手薬指には婚約指輪をはめることが一般的とされています。その理由が、左手が過去(結婚したこと)を表し、右手が未来(婚約=これから結婚すること)を表すからだそう。たとえば、スイスやイタリア、トルコは左手薬指に結婚指輪、右手薬指に婚約指輪を付けるそうです。

もちろん、ヨーロッパのなかにも右手薬指に結婚指輪をする国があります。たとえば、チェコやポーランド、ベラルーシなどの東ヨーロッパでは、右手薬指に結婚指輪を付ける国が多い傾向があります。そのほかにも、ドイツやフランス、スペインなどが右手に結婚指輪をしています。なかでも、ドイツは左手薬指に婚約指輪をするめずらしい国でもあります。

インドや東南アジアの一部の国では、足の薬指に結婚指輪を付ける風習があるとのこと。靴を履く習慣がなかったことや、トゥリングが浸透していることも要因です。足の場合、両方の足の同じ指に付けることで初めて意味を持つとのことです。

指輪に込められた文化や歴史

このように、国によって婚約指輪や結婚指輪に対する価値観は異なっています。指輪からは、その国の文化や歴史を読み解くことができるのです。しかしながら、きらびやかな宝石や貴金属がいつの世も女性を魅了することに変わりはありません。

指輪に誓う、一生に一度の愛。あなたはいったい、どんな宝石を選びますか?

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