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デザイン

デザインを大きく左右する、ダイヤモンドの8つのセッティング

ダイヤモンドそれ自体の美しさを決める「4C」。そのうえで婚約指輪や結婚指輪として指に輝くときの美しさを決めるのが、「セッティング」です。セッティングとは、ダイヤモンドをリングにどのように配置するかということ。どのようなセッティングを選ぶかによって、指にはめた際のダイヤモンドの輝き方が大きく変わります。
ここでは、代表的な8つのセッティングについてご紹介します。

立体的に美しく輝くスタンダードスタイル。2つの爪ありセッティング

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プラチナなどの地金にダイヤモンドをあしらうセッティングは、「爪あり」と「爪なし」の二種類に大別されます。
爪ありとは、数本の爪を用いてダイヤモンドを高く浮かせるセッティング方法。婚約指輪として多く選ばれているのは、爪ありのセッティングです。爪ありには主に、「立て爪」と「カテドラルセッティング」があります。

立て爪

立て爪は、数本の爪を用いてダイヤモンドを高く留めるセッティングです。
伝統的なセッティングであり、多くの婚約指輪で立て爪が採用されています。立て爪の魅力は、地金にダイヤモンドを埋め込むことなくセッティングが可能なところ。そのため、光がさまざまな方向からダイヤモンドを通り、立体的な輝きを実現できます。ここで使用される爪は、4点か6点がスタンダードです。

カテドラルセッティング

カテドラルセッティングは、爪のほかに2本のスロープでダイヤモンドを両脇から支え、安定感を与えるセッティングです。地金から伸びる2本のスロープがダイヤモンドに安定感を与えることで、スタイリッシュな印象が際立ちます。こちらのタイプも、立て爪と同様に婚約指輪に多く用いられています。

普段使いしやすく、個性的なデザインが魅力。6つの爪なしセッティング

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ダイヤモンドを高く留める爪ありに対し、地金にダイヤモンドを埋め込んでデザインするセッティングを爪なしといいます。婚約指輪に好まれることが多いのは爪ありのセッティングですが、爪なしタイプには個性的なデザインが多いため、このタイプを選ぶ方も多くいます。ダイヤモンドに高さが出ないため洋服やバッグなどに引っかかりにくく、婚約指輪を普段使いしたいという方にも適しているセッティングです。
爪なしセッティングには、主に6つのタイプがあります。

伏せ込み

「伏せ込み」は、とてもシンプルなセッティング。地金にダイヤモンドを直接埋め込んだデザインです。
婚約指輪の表面がツルツルとした感触になります。ダイヤモンドが主張しすぎないため、シンプルなデザインを好む方におすすめです。また、洋服やバッグなどに引っかかりにくいというのもメリット。なお、一粒のダイヤモンドだけでなく、好みに合わせて複数個を埋め込むことも可能です。

ベゼルセッティング

「ベゼル」とは、「枠」や「額縁」を意味する言葉。ベゼルセッティングでは、台座や枠を用いてダイヤモンドを固定します。爪ありのようにダイヤモンドが高く持ち上がりますが、枠で囲うので爪ありよりも安定感があります。また、デザインに立体感が出るので、大きなダイヤモンドをあしらうのに向いているセッティングです。

テンションセッティング

「テンション」とは張力を意味し、主に「物を外向きに引っ張る力」を指します。
この力を利用したセッティングがテンションセッティングで、地金でダイヤモンドを直接挟むというユニークなデザインをしています。リングの間に挟まってダイヤモンドが浮いているように見えるのが特徴です。ベゼルや爪などを使用しないことから、ダイヤモンド本来の輝きを最も表現できるセッティングだとされています。

はさみ留め

「はさみ留め」は、地金にダイヤモンドのガードル(最も外に広がっている部分)の幅で溝を作り、そこにダイヤモンドをはめ込んで留めるセッティングです。伏せ込みのようにダイヤモンドが地金に埋め込まれていますが、側面から見るとダイヤモンド全体が見えるようにデザインされています。ダイヤモンドを留める溝の部分に装飾を施すこともできるため、華やかな印象があり、婚約指輪として好まれています。

レール留め

「レール留め」とは、ダイヤモンドを2つの地金で挟んで留めるセッティングです。
列車の2本のレールに形が似ていることから、こう呼ばれます。レール留めでは通常、複数のダイヤモンドを挟み込んで留めます。永遠の愛を誓うという意味を込めて夫から妻へ贈られる“エタニティリング”によく用いられており、婚約指輪や結婚指輪としても選ばれているセッティングです。

彫り留め

「彫り留め」は、複雑かつ繊細な工程を必要とするセッティングです。
まず、地金にダイヤモンドより大きい正方形や丸形などの穴を彫り、そこにダイヤモンドをはめ込みます。そして、彫った穴のなかで地金を掘り起こして爪を作り、ダイヤモンドを留めます。彫り留めはダイヤモンドの形を強調し、輝きを増すことができるセッティングだといわれています。一見、伏せ込みと似ていますが、伏せ込みでは複数のダイヤモンドを埋め込む際にスペースが必要なのに対し、彫り留めでは隣接して複数のダイヤモンドを埋め込むことができます。

一生に一つ、最高の婚約指輪を

以上が、婚約指輪に用いられるダイヤモンドのセッティングです。
予算やデザインの好み、購入後の使用頻度によって、選ぶべきデザインは変わってきます。婚約指輪は一生に一度の大きな買い物。デザインそれぞれの特徴を知った上で、最高のリングをお選びください。

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