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ダイヤ

原石の美しさをそのまま楽しむ、「アンカットダイヤモンド」という新しいスタイル

アンカットダイヤモンドをご存じでしょうか。アンカットダイヤモンドとは、ダイヤモンドを研磨せずにジュエリーにして楽しむスタイルです。研磨済みのダイヤモンドとは異なる魅力を放つアンカットダイヤモンドは、ペンダントやリングなどのジュエリーにも用いられています。今回は、そんなアンカットダイヤモンドについてご紹介します。

 

そのものの美しさを楽しめる宝石「アンカットダイヤモンド」

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どの角度から見ても美しくキラキラと輝く宝石。ダイヤモンドに対してそのようなイメージを持つ方がほとんどではないでしょうか。太陽や月、さらには天井から吊るされる照明の光など、さまざまな光を浴びて煌めくダイヤモンドは多くの人々を魅了します。

そんなダイヤモンドの常識をいい意味で覆したものが、アンカットダイヤモンドです。

 

ダイヤモンドは、長い年月をかけて地中深くにて圧力・高温を加えられ、誕生します。そして、マグマと共に地表へ押し上げられ、人々が発見できるようになります。押し上げられる際に大半の鉱物が傷付いたり変形したりしますが、稀にきれいな形を保ったまま地表へ押し上げられるものがあります。そんな、人の手を加えることなくジュエリーに仕立てられるダイヤモンドがアンカットダイヤモンドです。

 

大自然の中で誕生したままの姿で、ペンダントやリングなどのジュエリーの中心でその存在を主張するアンカットダイヤモンド。力強さや自然のぬくもり、美しさを感じさせる独特なデザインはアンカットダイヤモンドならではの魅力です。

 

ジュエリーに用いられる、正八面体と不定形の魅力

アンカットダイヤモンドは、一つひとつ形や肌合いが異なります。その肌合いは砂漠のようであり、また氷河のようでもあり、個性豊かな表情で見る者を楽しませてくれます。

アンカットダイヤモンドとして好まれるのが、透明度が高く光沢のある原石です。ジュエリーに仕立てられる形は、正八面体と不定形の2種類があります。

 

正八面体はピラミッドを2つ合わせたようなデザインが特徴的です。同じ正八面体でもそれぞれで品質が異なり、中でも光沢がよく角が尖りすぎていないものがベストとされています。加えて、高品質な正八面体にはトライゴンという逆三角形の模様が肉眼で確認できます。トライゴンとは、高温と圧力の減少で表面に刻まれる可能性のあるもので、そのダイヤモンドが天然であることの証でもあるのです。トライゴンが肉眼で見えるもの、拡大鏡を使うことで見えるもの、刻まれていないものなどさまざまな正八面体があります。

 

一方、不定形は独特の見た目や触り心地が特徴的です。面の幅や形が不揃いで、同じ不定形のアンカットダイヤモンドを100並べても一つとして同じものはありません。ジュエリーに用いる場合、肌合いや曲面が美しいものがベストとされています。

 

人類とダイヤモンドの出会い。そしてカットの歴史

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アンカットダイヤモンドは、どのようにして登場したのでしょうか。それを知るために、ダイヤモンドの歴史を辿ってみましょう。

 

人類とダイヤモンドの出会いは、紀元前800年ごろのインドといわれています。数ある宝石の中でも秀でた硬さと透明感、そして大自然の力によりつくられたうっとりするほど美しい正八面体は、あっという間に人々を虜にしました。「ダイヤモンド」という名前もその硬度の高さに由来しており、ギリシア語で「征服されざるもの」という意味があります。ダイヤモンドは「神秘的な力を持つ石」として権力の象徴やお守りとして使われ続けてきました。

 

硬度の高さから研磨することが難しいとされてきたダイヤモンドですが、14世紀の後半になるとようやくヨーロッパでダイヤモンドの研磨技術が開発されます。しかし、ポイントカットやテーブルカット、ローズカットなどの洗練されたスタイルが流行り始めたのは開発後しばらくたってからで、ヨーロッパでは15世紀を迎えた後もアンカットダイヤモンド(正八面体)が主流とされていたそうです。その後、1700年代にブリリアントカットの技術が開発されると、人々はミステリアスな輝きを放つブリリアントカットのダイヤモンドに夢中になります。

 

初めての誕生から、さまざまなスタイルへと変化をしてきたダイヤモンド。その唯一無二の美しさは、現代においても多くの人々の心を掴んで離しません。

 

ダイヤモンドが煌めく婚約指輪を薬指に

アンカットダイヤモンドをはじめ、ダイヤモンドは婚約指輪の定番の宝石です。婚約指輪は多くの女性の憧れで、そんな婚約指輪に使われるダイヤモンドはまさに宝石の王様といえます。

婚約指輪に使われるダイヤモンドには、ラウンドブリリアントカットやオーバルシェイプ、ハートシェイプなどさまざまなカットスタイルがあります。カットスタイルひとつで婚約指輪の印象が大きく左右されるため、婚約指輪を選ぶときはカットスタイルに注目してみてください。

 

ふたつとないアンカットダイヤモンドのように、愛する人と2人だけの特別な婚約指輪にしたい場合は、セミオーダーもしくはフルオーダーを利用するのがおすすめです。これらのサービスを利用すれば、好みのデザインや予算に合った世界にひとつだけの婚約指輪を手に入れることができます。

 

ダイヤモンドのまばゆい輝きを、あなたの左手薬指にも灯してみてはいかがでしょうか。

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