ダイヤ

宝石以外として活躍するダイヤモンド

婚約指輪にあしらう宝石として人気の高いダイヤモンド。その透明な輝きは、多くの女性を魅了してやみません。

ダイヤモンドと聞くと、きらきらと光り輝く宝石を思い浮かべる方も多いはず。とくに、ダイヤモンドジュエリーの定番ともいえる婚約指輪のイメージは大きいと思います。そんなダイヤモンドですが、実はジュエリー以外にも、広く活躍していることをご存知でしょうか?

今回は装飾品とはかけ離れた世界で活躍しているダイヤモンドにスポットを当ててご紹介していきます。

 

実は多彩! さまざまな世界で活躍するダイヤモンド

pixta_4566199_M

「宝石の王」とも称されるダイヤモンドですが、なかには「くずダイヤ」と呼ばれるものが存在しています。実は、それらのくずダイヤモンドには、宝石としての価値がほとんどありません。

そもそも、ダイヤモンド原石すべてが宝石に使用できるわけではありません。透明度が高いものであっても、美しさを際立たせるカットや研磨を施せるだけの大きさがなければ意味がありません。そのため、まずは大きさの選別が行われ、続いて品質分けがなされます。この品質選別によって、黄色みを帯びすぎているような、宝石としてのクオリティに達しないものはすべて宝石界から除外されてしまいます。

 

小さなダイヤモンドのなかでも、0.1カラット以下のものはすべて「メレダイヤ」と呼ばれているようです。メレダイヤなかでも、サイズが比較的大きく、品質のよいものは装飾品に使用されることが多くあります。たとえば、婚約指輪や結婚指輪のメインストーンの脇に小さなダイヤモンドがあしらわれていることがありますが、あれがメレダイヤにあたります。メレダイヤはテンバーダイヤモンド(10個=1カラット)と呼ばれることもあり、複数個まとめて装飾品に使用されることも多くあります。大きなダイヤモンドよりも、この小ぶりで可憐なメレダイヤを好む方もいます。

「宝石としての品質はイマイチだけど、工業用にするには惜しい」、そんな大きさのダイヤモンドは「準宝石」と呼ばれています。凖宝石は宝石のように高品質ではありませんが、安い価格で買い求めることができます。そのため、市場に出回ることも珍しくありません。気軽に身につけるアクセサリーには準宝石を、パーティーなどの華やかな場面には高品質のダイヤモンドジュエリーを、といったように、シーンによって使い分けてもいいかもしれません。

メレダイヤや準宝石になれないような大きさ・品質のダイヤモンドは、価値と価格が大幅に落ちます。しかし、宝石としての価値がゼロであっても、ダイヤモンドのもつ硬度や耐久性が失われたわけではありません。優れた特性はそのままなので、工業用ダイヤモンドとして数多く利用されています。

工業用ダイヤモンドは、その硬さを活かして、研磨や掘削に使用される工業用品に生まれ変わります。たとえば、石材やコンクリート、金属などを切断する「ダイヤモンドカッター」は、工業用ダイヤモンドを使用した代表的な工業用品です。ほかにも、研磨機や砥石、ダイヤモンドドリルなど、さまざまなものにダイヤモンドが使用されています。

宝石以外にも幅広い用途をもつダイヤモンドは、日本のみならず世界中で、そしてあらゆる分野で高い需要を誇っています。

 

こんなところにも? 思わぬところにダイヤモンドの存在が

Pile of diamonds on black silk velvet background

上記でも述べたように、ダイヤモンドはさまざまな工業用品に使用されています。そのなかでも、とくに変わったものをご紹介します。

 

「レコードの針」
現在はあまり見かけなくなったレコード。そんなレコードの針にも、ダイヤモンドが使用されています。レコードの針には、数百回・数千回の使用に耐えるだけの耐摩耗性が必要になります。その点、硬度の高いダイヤモンドはレコードの針に最も適しているといえます。一般的にダイヤモンドのレコード針は500時間以上の耐久性があるといわれています。

 

「人工衛星の窓」
地球観測や宇宙観測などに使用される人工衛星の窓にも、ダイヤモンドが使用されたという事実が残されています。その人工衛星の名前は、1978年にアメリカが金星に向けて打ち上げた「パイオニア」。ダイヤモンドは、金星の超高温のなかでも透明度を維持できる唯一の素材として、外部観測用の窓に使用されました。その際、13.5カラットものダイヤモンドが丸窓に使用されたそうです。

このように、ダイヤモンドはさまざまな場所に使われています。ジュエリーとしてももちろん魅力的ですが、工業用品に生まれ変わったダイヤモンドは、ジュエリーのときとは違った魅力で私達の生活を支えています。ジュエリーとして使用されるダイヤモンドはもちろん美しいですが、このような生活に寄り添ったダイヤモンドも素敵ですよね。

 

婚約指輪や結婚指輪に…… 宝石としてのダイヤモンドに出会える奇跡

pixta_10017971_M

婚約指輪をはじめ、さまざまなジュエリーに使用されるダイヤモンドは、多くの厳しい基準をクリアした奇跡的な存在ともいえます。そんな奇跡を灯した婚約指輪を、あなたの薬指にも迎えてみませんか?

一覧へ戻る

関連コラム

この記事を読んでいる人はこんな記事も読んでいます

新着コラム