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ダイヤ

婚約指輪の定番!ダイヤモンドが美しいのはなぜ?

婚約指輪をはじめとするブライダルジュエリーの主役、ダイヤモンド。
その普遍的な美しさは、今も昔も人々を魅了し続け、永遠と愛の象徴として受け継がれてきました。

でも、なぜ、ダイヤモンドはこんなにも美しいのでしょうか。

極めて貴重な鉱物・ダイヤモンド

ダイヤモンドは、炭素の一種で、独自の結晶構造を持った鉱物です。
地球上にダイヤモンドが誕生したのは約45億年前。ダイヤモンド原石は、地球深部のマントル内の高温高圧下において炭素が結晶化したことで形成され、火山活動によって周囲の岩石を取り込みながら地表に噴出したとされています。

ダイヤモンドを含む岩石は、キンバーライトと呼ばれる火成岩。この火成岩は太古の地質が保たれている場所にしか存在していないため、非常に貴重なものです。さらに、そこにダイヤモンドが含まれている確率は非常に低く、一説には数千万分の一程度だといわれています。そして、その中でも婚約指輪や装飾品などの宝石として用いることのできる大きさのものは、わずか2%ほど。 美しいダイヤモンドとしてわたしたちが目にしているものは、いうなれば「選ばれし石」なのです。

きらびやかな輝きが生まれる理由

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ダイヤモンド特有の輝きが生まれるのは、その非常に高い屈折率ゆえ。 研磨した石に光を当てると、宝石内部に入射した光は進路を変えます。この屈折の程度が、屈折率。屈折率が高いほど、反射する光の量は多くなるため、強い光を放ちます。 ダイヤモンドの屈折率はガーネットやルビー、サファイヤなどのおよそ1.5倍。ダイヤモンドほど高い屈折率を有した石は、ほかにはありません。

そのため、ダイヤモンドからは、他の宝石とは比べ物にならないほど圧倒的な輝きが放たれるのです。
また、ダイヤモンドの硬度の高さも、その稀有な輝きの由縁となっています。ダイヤモンドの硬度は、鉱物の中で最も高い10。この硬さゆえにシャープでスムーズなカット面が得られ、光を最大限に取り込むことが可能となっているのです。

ダイヤモンドの3つの輝き

ダイヤモンドのまばゆい輝きには、3つの要素が関係しています。

ひとつは、シンチレーション。これは、表面反射によって放たれるキラキラした光。一般的に、このきらめきは、星の輝きにたとえられます。

もうひとつは、ブリリアンシー。石の内部に入射した光の全反射によって生まれる光のことを指します。ダイヤモンド特有の純白の輝きは、ブリリアンシーが創り出すもの。

そして、ディスパーション。石に入射した光がつくるプリズム効果によって生まれる虹色の輝きのことをいいます。見る角度や光の差し方によって炎のように溢れ出すディスパーションは、光の屈折率と分散度が高いダイヤモンドだからこそ。

これら3つの要素が重なり合うことで、ダイヤモンドにしか見られない重層的な輝きが生まれるのです。

輝きを生み出すカッティングと研磨

Craft jewellery making.  Measuring of the size of the diamond.

このように、ダイヤモンドは、宝石界の王者になるべくしてなったともいえる稀有な素質をもつ石なのです。 しかし、ダイヤモンドの宝石としての真の価値と美しさは、石が持つ素質のみで生み出されるわけではありません。その素質を一層引き出すために必要不可欠なのが、人の手による研磨とカッティングなのです。 いにしえから宝石職人たちによって開発されてきた技術こそが、ダイヤモンドの素質を引き出し、宝石界におけるダイヤモンドの地位を確立させたといっても過言ではないでしょう。

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