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ダイヤモンドランキングTOP10! “カラット編”

ダイヤモンドの価値を決める4つの条件“4C”のうち、重さを評価するのが“Carat(カラット)”です。カラット自体は重さの単位ですが、重くなれば大きさも増していくので、おおよその大きさを表す単位でもあると考えてもよいかもしれません。
1カラットは0.2グラムで計算され、数字が上がるほど評価額も高くなっていきます。婚約指輪などで人気なのは0.3カラット前後だといわれていますが、世界には思わず目を丸くしてしまいそうなカラットを誇るダイヤモンドもあります。
そこで今回は、ダイヤモンドのカラット数ランキングTOP10をご紹介していきます。

息を呑む大きさのダイヤたち

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婚約指輪のジュエリーとして好まれるダイヤモンドは、一般的には「ダイヤモンド」とだけ呼ばれますが、なかには個別の名称がつけられたダイヤモンドも存在します。今からご紹介するのは、そんな個別の名称を持った、ダイヤモンドのなかでも特別なスケールを誇る10個のダイヤモンドです。

10位:ミレニアム・スター

10位からいきなり200カラット超えの、203.04カラットのダイヤモンドです。デビアス社が保有しています。ミレニアム・スターはカラット数が大きいだけでなく、4Cのなかでも色の透明度を評価する“Color(カラー)”で最高ランクのDを獲得しています。婚約指輪のジュエリーに選ぶなら、最高の透明度を誇るDランクのダイヤモンドが理想ですね。

9位:レッドクロス

205.07カラットのダイヤモンドです。カナリアイエローに輝くダイヤモンドで、光の当たり方によっては十字架(クロス)の模様が浮かび上がります。イエローなのに名前にレッドとついているのは、赤十字支援のためにオークションへ出品されたエピソードが由来となっているためです。レッドクロスには神秘的な特徴もあり、光を十分に当ててから暗いところへ移動させると、自ら光を放つのだそうです。

8位:デビアス

234.65カラットのダイヤモンドです。ダイヤモンド産業で有名なデビアス社とは異なります。カルティエが手がけたネックレス“パティアラ”のセンターピースとして使われていたのがこのデビアスでしたが、インド独立の騒乱のさなかに行方不明となってしまいました。バラバラになったパティアラはカルティエのもとへ帰り、職人の手により復元されましたが、センターピースにはデビアスのレプリカが使用されています。

7位:ジュビリー

245.35カラットのダイヤモンドです。ジュビリーとは、特別な記念日という意味の言葉で、“ダイヤモンド・ジュビリー”といえば60周年のセレモニーを指します。このダイヤモンドが研磨された1897年が、ちょうどヴィクトリア女王の在位60周年を祝うダイヤモンド・ジュビリーの行われた年だったため、“ジュビリー”と名付けられました。

6位:センティナリー・ダイヤモンド

273.85カラットのダイヤモンドです。デビアス社100周年を記念して公開されたダイヤモンドであり、名前も英語で“100周年のダイヤモンド”を意味しています。カラー評価が最高ランクのDであり、そのなかでは最大級のカラット数を誇ります。傷のなさを評価する“Clarity(クラリティ)”も最高ランクのFL(フローレス)であることから、大きいだけでなく、とても美しいダイヤモンドであることが分かります。婚約指輪をはめるなら、センティナリー・ダイヤモンドのようにカラーがD、クラリティがFLのダイヤモンドの婚約指輪を選びたいところです。

5位:スピリット・オブ・ドゥ グリソゴノ

312.24カラットのダイヤモンドです。ダイヤモンドのなかではめずらしいブラックダイヤモンドで、そのなかでは最大のカラット数を誇ります。西中央アフリカで発掘されたという以外、詳しいことはベールに包まれたままです。その吸い込まれそうな黒いカラーリングも相まって、神秘的な雰囲気をかもしだしています。ブラックダイヤモンドは純白のドレスに合わせる婚約指輪とは相性がよくないかもしれませんが、装飾品にほどこすジュエリーとしては人気が高まってきています。

4位:カリナンII世

“アフリカの小さな星”とも呼ばれる、317.40カラットのダイヤモンドです。原石としては世界最大の“カリナン”(採掘時は3,106カラット)から分かれてクッションシェイプカットをほどこされたダイヤモンドで、現在は大英帝国王冠の一部として輝きを放っています。ちなみに、カリナンの名を冠するダイヤモンドは9つあり、I世からIX世までが存在しています。

3位:インコンパラブル

407.48カラットのダイヤモンドです。黄金に輝くダイヤモンドであり、クラリティが非常によく、4Cを定めたアメリカの鑑定機関GIAから“Internal Flawless(本質的に無傷である)”と評されています。インコンパラブルという名前は“比類なき”という意味で、その原石は非常に大きかったといいます。あまりに大きかったため、最初はダイヤモンドだと認識されず、廃棄されていたそうです。婚約指輪は0.3カラット程度のサイズが人気ですが、婚約指輪それぞれに込められた愛は何物にも代えがたく、インコンパラブルだといえますね。

2位:カリナンI世

インコンパラブルより100カラット以上も重くなり、カリナンI世はなんと530.20カラットも誇ります。カリナンII世と同じく、世界最大の原石カリナンから分けて作られたダイヤモンドで、別名“アフリカ第1の星”。カリナンI世はイギリス王室の所有であり、王笏(王が持つ杖のようもの)の頂で輝き、王の権力を象徴しています。

1位:ゴールデン・ジュビリー

1位はカリナンI世よりさらに重い、545.67カラットのダイヤモンドです。ゴールデン・ジュビリーは、タイ王国ラーマ9世の治世50周年の際に献上されています。50周年のセレモニーを意味する“ゴールデン・ジュビリー”のときに献上されたことから、このように呼ばれるようになったのです。ゴールデン・ジュビリーは採掘当初、美しいダイヤモンドだとは評価されず、6位のセンティナリー・ダイヤモンドで新カッティングをほどこす前の試験台とされていました。そして試したファイアーローズクッションカットが見事にマッチし、美しい輝きを手に入れたことから、ジュエリーとしての価値が見直されることになります。

世界を照らす輝き

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権力の象徴となったり、セレモニーにて献上されたりと、ダイヤモンドの輝きは世界のいたるところで愛されています。そんなダイヤモンドは、以前は権威ある者だけが身につけていましたが、現在は婚約指輪などのジュエリーとしてメジャーな存在に。世界を照らしてきたダイヤモンドが、婚約指輪として指先に灯っているのだと考えると、ロマンチックな気分になれるかもしれませんね。

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