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ダイヤモンドの品質は4Cだけじゃない! 価値を左右する“ダイヤモンド・ラフ”

婚約指輪などに装飾される宝石というと、“ダイヤモンド”をイメージする方がほとんどではないでしょうか。美しく光り輝くその姿に、憧れる女性は多いもの。
そんなダイヤモンドは、4Cという評価基準のもと価値が定められています。しかし、実際は4Cのほかにもダイヤモンドの価値に影響するものが存在するのです。

そこで今回は、ダイヤモンドの価値を大きく左右する“ダイヤモンド・ラフ”の概要と評価基準についてご紹介します。これから婚約指輪を購入するという方は、ぜひ参考にしてみてください。

ダイヤモンドの原石を指す“ダイヤモンド・ラフ“

ダイヤモンド・ラフとは、ダイヤモンドの原石のこと。つまりカットや研磨を施していない、採掘された状態のままのダイヤモンドを指します。

ダイヤモンド・ラフの特徴は、色や大きさ、形が一つひとつ異なっている点です。とくに色に関しては、透明のほかイエローやグリーン、ブラウンなどさまざまな種類があります。一般的にダイヤモンドというと婚約指輪などに使用される透明のものが定番ですが、このようにカラフルな色合いのものもあるのです。「一風変わった婚約指輪にしたい」とお考えの方は、こうした色付きのダイヤモンドを選んでみるのもよいかもしれません。

上記のような特徴を持つダイヤモンド・ラフには、評価基準が設けられています。その理由は、ダイヤモンド・ラフに4Cの評価に影響する要素が含まれているためです。4Cによる評価は、カットや研磨などのスキルによって決まる部分が大きいですが、その度合いを大きく変えるのは、素材そのものの質。そのため、4Cで価値を決める前に、ダイヤモンド・ラフの評価基準に沿って原石としての価値をある程度決めておく必要があるのです。

ダイヤモンド・ラフの評価基準は5つ

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ダイヤモンド・ラフは、5つの基準により評価されます。では、その評価基準とはどのようなものなのでしょうか。以下にてご説明します。

サイズ

ダイヤモンド・ラフの大きさを評価する項目では、言わずもがなサイズが大きいほど価値は高くなります。サイズの評価基準は大中小と3段階で、1.8カラット以上が大、0.66~1.79カラットが中、0.021~0.659カラットが小となっています。
大に分類されるダイヤモンド・ラフのなかでも、10.8カラット以上のダイヤモンドは全体の産出量の約1%と希少なものなので、価値が非常に高くなります。

カラー

カラーは、その名の通りダイヤモンド・ラフの色を評価する項目です。この項目における評価基準は、無色、わずかな色味、薄い色味の3つです。
最も価値が高いのは無色で、わずかな色味、薄い色味と色を帯びていくほどダイヤモンド・ラフの価値は下がっていきます。無色と薄い色味では、ダイヤモンド・ラフの価値が半分以上違うことも珍しくありません。

シェイプ

シェイプは、ダイヤモンド・ラフの形を評価する項目です。婚約指輪を作るために施されるカットや研磨は、ダイヤモンド・ラフそのものの形に左右されます。
たとえば丸みを帯びたダイヤモンド・ラフなら、ラウンド・ブリリアント・カットやペアー・シェープ・ブリリアント・カットなど曲線を生かした形へと加工されます。一方、尖ったダイヤモンド・ラフは、エメラルド・カットやプリンセス・カットなど角ばった形に加工されます。

トランスペアレンシー

トランスペアレンシーは、ダイヤモンド・ラフの透明度を評価する項目です。評価の際はダイヤモンド・ラフの表面を見て判断しますが、不透明なダイヤモンド・ラフの場合は表面を削り取って判断します。
ダイヤモンド・ラフは、この項目の評価により、婚約指輪に装飾される宝石用のダイヤモンドとなるか、レコード針や砥石といった工業用のダイヤモンドとなるかが決まります。なお、評価基準はソーヤブル、メイカブル、クリバージの3つに分類されます。

インクルージョン

インクルージョンは、ダイヤモンド・ラフに含まれる内包物や傷の度合いを評価する項目です。ダイヤモンド・ラフは天然ものなので、内部に異物が入っていたり、表面に傷がついていたりすることも少なくありません。ちなみに、内包物や傷がないものは産出量のわずか1%にも満たないとされており、希少価値はとても高いものとなっています。
通常は内包物が多いと評価は下がりますが、10倍に拡大しても確認できないほどの量であれば、婚約指輪などの鑑定書には記載されません。

 

以上が、ダイヤモンド・ラフの評価基準です。これらの評価が高いほど、ダイヤモンド・ラフそのものの価値はもちろん、婚約指輪に加工された後の価値も高くなります。

婚約指輪選びの際に見てみよう

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いかがでしたか。

ダイヤモンドの原石“ダイヤモンド・ラフ”は、このような評価基準を経て価値が決められています。ダイヤモンド・ラフの価値は、加工後の輝きを左右する大切なもの。状態がよければ、加工を施した後の輝きもよいものとなります。
婚約指輪を選ぶ際は、4Cだけでなくこうした評価にも目を向けてみてはいかがでしょうか。

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